
先日、小野道夫ドクター(脳神経外科医)の勉強会に参加しました。
その中で、とても印象に残ったお話があります。
現在(2025年)、日本では約472万人が認知症を患っているとされ、2040年には584万人に達するという予測。もはや誰にとっても「遠い未来の話」ではありません。
でも、同時にこうも言われました。
「予防できる認知症が増えている」と。
🔸 毎日8000歩以上、歩くこと
🔸 主食の代わりに“タンパク質”をしっかり摂ること
(両手のひらに乗るくらいの量を目安に)
🔸 良質な油(オリーブ油、MCT、魚の脂など)を積極的に取り入れる
🔸 緑黄色野菜・きのこ・海藻・オリゴ糖・乳酸菌・ビタミン類などを意識する
日々の積み重ねが、将来の脳を守ります。
さらに、印象的だったのが【診断と薬の落とし穴】について。
高齢者の認知症の中には、
・発達障害が隠れていたり、複数のタイプの認知症が混ざっていたりするケースも多く、MRI検査だけでは正確に見極められないことも。
ドクター小野は「CTを3方向から撮影して診断することの重要性」を強調されていました。
そして、誤った薬の処方によって、認知症が悪化することも実はとても多いそうです。
“薬による認知症”や“薬によるアルツハイマー”という言葉に、ハッとさせられました。
また、意外だったのは「血圧が低すぎることの危険性」。
特に高齢者の場合、血圧が140以下だと、脳が「もっと血を送って!」と頑張るので、血圧は上がります。
それなのに、高血圧だからと言って、薬で無理に下げると、脳に血流が届かず、認知症を進めてしまう可能性もあるそうです。
私自身、治療家として、
この学びを多くの方に知ってほしいと感じました。
「年をとると脳は衰える」…
それは、もう常識ではありません。
今からの“生活の選び方”が、
未来の自分自身と、大切な人の笑顔を守るカギになります。
🕊️知ることで、防げる。
一緒に、今日からできることを始めましょう。