
「フォームは間違っていないはずなのに、なぜか伸び悩む」
「筋トレしても走りのキレが出ない」
「疲れやすく、スピードの持続力が続かない」
そんな悩みを抱えるランナーやアスリートの多くが見逃しているのが、
“隠れた筋力”=本来あるはずの筋出力が使えていない状態です。
じつは、筋肉の力が出ないのは「鍛え方」ではなく、「脳と神経のスイッチ」が入っていないからかもしれません。
なぜ“隠れた筋力”が眠ったままになるのか?
筋力とは、単に筋肉の太さや量ではなく、
**「神経から筋肉への伝達効率」**がカギになります。
ところが…
慢性的な疲労やストレス 姿勢の崩れや関節のゆがみ 筋膜や腱の拘縮 自律神経のバランスの乱れ
これらがあると、筋肉に正確な命令が届かず、
本来の筋出力が発揮されない=“眠っている筋力”状態になるのです。
鍼灸と整体でスイッチが入る仕組み
● 鍼灸:神経系の再起動スイッチ
鍼灸の刺激は、筋肉だけでなく、脳や神経系に直接作用します。
トリガーポイント(過緊張部位)を刺激して筋収縮を正常化 脊髄や視床下部を通じて、自律神経のバランスを整える 体性感覚を介して「正しい動きの感覚」を呼び戻す
この結果、筋肉に適切な神経命令が届き、
一時的に筋出力が跳ね上がる現象が起こることがあります(※1)。
● 整体:骨格と筋連動性のリセット
整体では、骨盤・背骨・肩甲骨・足関節などのアライメントを整えることで、
全身のバランスと運動連鎖(キネティックチェーン)を再構築します。
たとえば、骨盤の角度が1〜2度傾くだけでも、
・太ももの筋出力が低下する
・ストライドが縮む
・ブレーキ動作が増える
といった影響が生じることが研究でも示されています(※2)。
整体でこの“ブレーキ”を解除すれば、
たった1回の調整でも走りの感覚がガラッと変わるのです。
よくあるビフォーアフターの変化
「歩幅が自然に広がった」 「足が軽く出るようになった」 「体が上下せず、ブレずに前へ進む感じがする」 「走り終わっても疲労感が少ない」 「呼吸が楽で集中力が続く」
こうした体感の多くは、筋力や肺活量の向上ではなく、
「神経系と骨格の再調整」によって可能になる変化です。
鍛えるだけでは届かない領域へ
✔ 筋トレやラン練習だけでは限界を感じている
✔ 自分の体の“潜在能力”を引き出したい
✔ 1%でも記録を伸ばしたい・試合で結果を出したい
そんな方にこそ、**鍼灸×整体の“感覚を変えるアプローチ”**をおすすめします。
走るための体は、「鍛える」だけでなく「整える」ことでも進化します。
まとめ|“隠れた筋力”にスイッチを
本来あるはずの筋出力が、神経や姿勢の影響で眠っている 鍼灸と整体は、そのスイッチを入れる即効性のある手段 トップ選手も導入済みの「勝てるコンディショニング法」
1回の施術でも、「走りが変わる」体験ができる。
それは、あなたの体が「本当の力」を思い出した証かもしれません。
【参考文献】
※1:Baldry P. “Acupuncture, Trigger Points and Musculoskeletal Pain.” Churchill Livingstone, 2005
※2:Gracovetsky S. “The Spinal Engine.” Springer-Verlag, 1988
※3:日本鍼灸学会誌『鍼灸と運動能力の関連研究』第64巻, 2014