眠れない夏の夜に。東洋医学で“自律神経”を整える方法


🌙 はじめに|「夏なのに眠れない…」その正体とは?

毎晩、こんなことでお悩みではありませんか?

寝つきが悪く、布団に入ってもなかなか眠れない エアコンをつけていても寝苦しくて何度も目が覚める 寝ても疲れが取れず、朝から頭が重い

このような「夏の不眠」は、単なる寝苦しさや暑さのせいではなく、

“自律神経の乱れ”が大きく関わっていることが、近年の研究でも明らかになってきています。

そしてその自律神経を、東洋医学のアプローチでやさしく整える方法があるのです。

🌀 夏はなぜ眠れなくなる?〜現代人の生活環境と神経負荷〜

夏の夜の不眠には、いくつもの要因が重なっています。

▶ 現代の「夏の不眠」の主な原因:

冷房と外気の温度差で体温調整機能が混乱 寝る直前までスマホ・PCのブルーライト刺激 **寝室の環境(音・光・湿度)**による微細なストレス 日中の疲れが抜けないまま蓄積 水分とミネラルの不足による神経の興奮

これらの刺激は、交感神経を優位にし、身体が「戦闘モード」のまま夜を迎えてしまうのです。

つまり「眠りたくても、体が眠る準備ができていない」状態。

🧠 東洋医学が注目する“自律神経”とは?

東洋医学では、自律神経という言葉はありませんが、

**「陰陽」「気の流れ」「五臓六腑の調和」**といった概念の中に、現代で言う自律神経機能が含まれています。

特に、以下の臓腑が不眠に関わっているとされます。

■ 心(しん)=精神活動・血流・睡眠を司る

→ 心の熱(ストレスや過剰な刺激)が高まると、寝つきが悪くなる

■ 肝(かん)=自律神経の調節・気血の巡り

→ 気が滞るとイライラ・緊張・夜間覚醒を引き起こす

■ 脾(ひ)=エネルギー補給と回復

→ 疲労と消化不良が続くと、眠りが浅くなりやすい

つまり、**東洋医学の視点では「睡眠の質=五臓のバランス」**であるという考え方です。

🪡 鍼灸と整体ができること:眠りのスイッチを再起動

当院では、不眠・寝つきの悪さ・夜間覚醒といった夏特有の睡眠トラブルに対して、**「神経系の調整」と「体内リズムの再構築」**を軸にアプローチしています。

🔹【鍼灸】で副交感神経を優位に導く

鍼灸は、ツボを刺激することで脳と神経系をリラックスモードへ切り替える力を持っています。

特に効果的なツボ:

神門(しんもん):精神を安定させ、寝つきを良くする 安眠(あんみん):その名の通り、不眠改善の特効ツボ 内関(ないかん):自律神経を整え、胸の緊張を和らげる 太衝(たいしょう):イライラや緊張感を鎮める

これらを用いて、身体の中にたまった“熱”や“興奮”を静め、自然な眠りへと導きます。

🔹【整体】で頭と背骨を整え、眠りの深さをつくる

実は、背骨や後頭部の緊張も、眠りに大きな影響を与えています。

整体では、頚椎(けいつい=首の骨)や頭蓋骨、背中・骨盤周囲の微細な緊張を丁寧にリリース。

呼吸が深くなる 背中のこわばりが取れて副交感神経が働きやすくなる 脳脊髄液の流れが整い、深いリカバリーが可能に

これにより、“疲れが取れる眠り”=回復の質が高まる睡眠を実現できます。

🏡 今日からできる!夏の快眠セルフケア5選

寝る1時間前はスマホをOFF(ブルーライトを遮断) お風呂はぬるめ(38〜40℃)に10〜15分浸かる 足首・お腹を冷やさないよう工夫する 夕食後のストレッチで自律神経をリセット 布団に入ったら「深呼吸を3分」だけでもOK

快眠は“準備”で決まります。身体と神経に「眠るスイッチ」を入れてあげることが大切です。

📝 まとめ|眠れない夜にこそ、自分のケアを

夏の不眠は「気のせい」ではなく、「体の叫び」です。

疲れているのに眠れない。

暑いのに手足は冷えている。

そんな違和感こそが、自律神経のSOS。

鍼灸と整体は、薬に頼らず、体の本来のリズムを取り戻すサポートができます。

「眠る力」は、すべての回復と再生の源。

眠れる体は、人生の質を上げる。

この夏、あなたの眠りを整える一歩を踏み出してみませんか?

【当院では】

眠れない・疲れが取れない・自律神経の不調でお悩みの方に、東洋医学に基づいた的確な施術を行っております。

カウンセリング重視で、お一人おひとりの「今の状態」に合わせたケアをご提案します。

ご相談だけでも歓迎です。お気軽にお問い合わせください。


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