“なんとなく不調”を放置しない!今すぐ押したい未病ケアの厳選ツボ5選


🌀「病気じゃないけど、元気でもない」それ、未病です

「最近なんだか疲れやすい…」

「眠ってもスッキリしない」

「病院に行くほどではないけど、体調が優れない」

こうした“なんとなくの不調”は、東洋医学でいう**「未病(みびょう)」**の典型例です。

未病とは、「病気になる一歩手前の状態」。

この段階で対処できれば、将来的な慢性疾患やメンタル不調を未然に防ぐことが可能です【※1】。

そこで今回は、未病をケアするために厳選した**“今すぐ押したい5つのツボ”**をご紹介します。

🌱 ツボ押しの基本ポイント

呼吸をゆっくり整える(鼻から吸い、口から吐く) 親指や中指でやさしく3〜5秒ずつ押す 痛気持ちいい程度がベスト。力任せに押さない 左右両方押す。1日2〜3回が理想

💡厳選!未病ケアに効果的な5つのツボ

① 合谷(ごうこく)

万能の調整点|全身の気血バランスに◎

【場所】:手の甲、親指と人差し指の骨の交差点 【効能】:頭痛、便秘、ストレス、目の疲れ、免疫調整 【未病サイン】:なんとなくのだるさ、頭が重い、気分が落ち込みやすい

🟢 ツボ刺激で副交感神経が優位になり、自律神経バランスを整える効果が期待されます【※2】。

② 足三里(あしさんり)

胃腸&体力アップ|「養生のツボ」として有名

【場所】:膝の下、脛の外側にあるくぼみ 【効能】:胃もたれ、疲労、免疫力低下、足のむくみ 【未病サイン】:胃の調子が不安定、疲れが抜けない

🟢 古来より長寿のツボとして知られ、旅人や武士も押していたほど。慢性疲労のケアにも◎【※3】。

③ 三陰交(さんいんこう)

女性の体質改善に◎|ホルモン・冷えケアの要所

【場所】:内くるぶしの上、指4本分の高さ、骨の後ろ側 【効能】:冷え、月経不順、更年期、むくみ、不眠 【未病サイン】:冷え性、生理痛、不安感、足の重さ

🟢 女性ホルモンを整え、水の巡りをよくする働きがあり、冷えによる不調に抜群です【※4】。

④ 肝兪(かんゆ)

イライラ・気分の落ち込み|「肝」のツボでメンタルケア

【場所】:背中、肋骨の下端と腰の中間あたり、背骨から指2本外側 【効能】:情緒不安定、肝機能、肩こり、目の疲れ 【未病サイン】:ストレス過多、イライラ、睡眠の質の低下

🟢 鍼灸での臨床では気の巡りを整える中心的ツボとして用いられます【※5】。

⑤ 百会(ひゃくえ)

脳疲労&集中力低下に◎|頭部のエネルギーセンター

【場所】:頭頂部、両耳を結んだ線と眉間の延長線の交点 【効能】:頭痛、倦怠感、不眠、精神安定 【未病サイン】:ぼーっとする、集中できない、顔のむくみ

🟢 ツボ刺激で脳の血流が改善される可能性があり、スッキリ感が期待されます【※6】。

🔄 ツボは“体の声を聞く場所”

ツボを押すと「痛い」「重い」「冷たい」などの反応がある場合、

そこは体のバランスが崩れているサインかもしれません。

そのサインを日々のセルフチェックで拾い上げることが、最大の予防です。

鍼灸や整体では、ツボの反応を通じてその人の体質や不調の傾向を丁寧に読み取り、

必要な調整を行っていきます。

✨まとめ|ツボケアで未来の健康を先取りしよう!

「なんとなく調子が悪い」を見逃さない ツボの反応は、体からの“未病の声” 早めのケアが、病気を遠ざけ、日常を快適に変える

日々の中に、ツボ押しというシンプルな習慣を取り入れることで、

薬に頼りすぎない体、病気にかかりにくい体質を手に入れることができます。

あなたの体を一番よく知っているのは、「あなた自身の感覚」です。

ツボは、その感覚を研ぎ澄ませるための最高の道具。

未病ケア、今日から始めてみませんか?

📚参考文献

※1:厚生労働省「未病を治す」健康づくり対策の推進

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kenkounippon21.html

※2:Zhou W, Benharash P. “Effects and mechanisms of acupuncture based on the principle of meridians.” J Acupunct Meridian Stud. 2014

※3:Kawakita K. et al. “Effect of acupuncture on gastrointestinal function.” Auton Neurosci. 2007

※4:Park JE, Lee SS, Jung S, et al. “Effectiveness of acupuncture on menstrual disorders: A systematic review.” Evid Based Complement Alternat Med. 2017

※5:Li X, et al. “Acupuncture for psychological disorders: A review.” CNS Neurosci Ther. 2021

※6:Siedentopf CM, et al. “Functional magnetic resonance imaging detects activation of the visual association cortex during acupuncture stimulation of the vision-related acupoint GB37.” Neuroimage. 2002


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