梅雨が明けるころの季節は長夏といって梅雨前の夏と区別されてます。夏も長夏も気温が高いことは同じですが、長夏は湿気が多く、湿と熱が合わさった湿熱の天気が続くことが特徴の季節で、湿疹など発赤、ジクジク感が伴う皮膚病や水虫が多くなります。
この時期のオススメの食材は、米、ハト麦、鶏、羊肉、大豆、カボチャ、長芋、葛、ショウガ、玉ねぎ、マイタケ、りんご、レモンなど黄色い食物などですね!
特に、冷たい飲み物の採り過ぎは要注意です!五臓のうち「睥」(消化器系)を蒸気機関車のボイラーに例えれば、石炭が食物で、機関車の馬力が「気」にあたります。「腰」は食物から「気」を作り出す重要な臓なのですが、冷たいものをたくさん飲むということは蒸気機関車のボイラーに冷水を浴びせるようなもので、そのうちに機関車の馬力が落ちてきます。
食欲が落ちる、お腹がしくしく痛む、消化不良、吐き気、下痢など消化器に関わる症状が現れたり、消化、吸収がうまくいかないと気が十分に作れないので、全身が疲れを感じ気力もわきませんね。また、水をうまく動かせなくなるのでむくみや痰も出ます。血が脈管から漏れるので、鼻出血や皮下出血も起きたり、さらに、脾が弱ると全身の筋肉が落ちてやせます。
「脾」は、胃や小腸を動かし、小腸から受け取った栄養や水分を肺や心に送ったり、血を漏れ出さないようにする働きもあり、血が脈管にきちんとおさまり、全身をくまなく循環することにも脾が関係してますね(統血)。