有機ゲルマニウムは、血液環境を改善する。
ゲルマニウムは元素記号Geで元素番号32番。金属と非金属の中間にある特殊な性格を持った半導体元素だ。 自然界にあるゲルマニウムは、鉱物に含まれる無機ゲルマニウムと植物に含まれる有機ゲルマニウムの2種類あり、 飲用して健康に貢献するのは有機ゲルマニウムだ。
有機ゲルマニウムの大きな特徴は、もともとが鉱物由来の元素でありながら水溶性であるという点にある。 人間の体は約70%が水分で、あらゆる栄養分や老廃物は血液、リンパ液などの水分を介して吸収、 排出される。 したがって水溶性であるということは、人体にとってとても大切な条件なのだ。
その点、 水溶性の有機ゲルマニウムは、体内に入ると血液中にスムーズに溶け込むことができる。 そして、 さまざまな要因によって悪化した血液の状態を改善する働きをみせる。 現代社会に生きる私たちは、偏食、大気汚染、 ストレスなどの外的要因により、血液環境は劣悪な状態に置かれている。 ド血液サラサラロドロ血液もそうした環境の中、赤血球が硬化した状態をいう。 また、人間は歳をとると血管が酸化して硬化するとともに、血液も粘度を増して血行を悪くする。
そうした中にあって、 有機ゲルマニウムは血流を10~30%も改善することが最近の実験で明らかにされた。 さらに体内の酸素と効率よく結合して、酸素を体の隅々にまで運ぶ役目を果たす。
つまり、有機ゲルマニウムは血液の流れをスムーズにするとともに、血管の緊張を和らげ血行を促進し、人体の健康改善に役立つのだ。
有機ゲルマニウムは、免疫細胞を活性化し、 強化する働きを持つ。
有機ゲルマニウムを摂取して体調がよくなったという人が多い。 これは、免疫力がアップするためと考えられている。
インターフェロンという、白血球を活発にする物質がある。 誰もが体内に持っているT細胞と呼ばれるリンパ球から分泌される物質サイトカインで、抗ウィルス作用を持っている。 免疫細胞であるNK細胞 (ナチュラルキラー細胞)やマクロファージ (大食細胞)、リンパ球を活性化して体内の有害物質を排除する働きを強め、病気から体を守る免疫力をアップする役目を果たしてくれる。
したがって、体内でインターフェロンが作られなかったり、量が少なくなったりすると免疫力が低下し、ウィルス感染症をはじめさまざまな病気にかかりやすくなる。このインターフェロンは、体の中で作ることはできるのだが、 作り出す量はわずかに過ぎない。 通常、イワシや魚の白子、海草のヌルヌル成分のフコイダンなどの食品がインターフェロンを増やすことは判明されている。しかし、食品を摂取して増やすためには、大変な量を摂取しなければらない。それを少量でも容易にしたのが有機ゲルマニウムだ。
東北大学医学部の研究によれば、対象を実験用のマウスや人間にゲルマニウムを投与したいずれの実験においても、体内で型インターフェロンが増大しているという成果を得ている。 そのため、ウイルスの感染に対してインターフェロンを増大させることは、有効な対策となるのである。
いろいろな大学でも、有機ゲルマニウムの薬理作用を発表。
細菌学の権威である東北大学医学部の石田名香雄教授は、 「有機ゲルマニウムがインターフェロンを誘発することは、私たちの動物実験でも確認している。 有機ゲルマニウムには抗がん作用がある」と述べている。有機化合物として体内に取り込まれたゲルマニウムは、血液に乗って全身の細胞運ばれる。そして細胞に酸素を与えて元気づけ、 インターフェロンを大量に作らせる。このインターフェロンはがん細胞を攻撃する免疫細胞であるマクロファージ、 NK細胞をパワーアップさせがん細胞と戦わせるのだ。
ウィルス学で有名な鳥取大学医学部の栗村敬教授は、「インターフェロンがエイズウィルスの増殖を抑える」ことを、試験管内の実験で確認している。日本大学医学部の荒川泰行助教授グループは、 C型慢性肝炎に有機ゲルマニウム製剤(プロキシゲルマニウム) の経口投与が有効なことを日本微量元素学会で発表している。
このように有機ゲルマニウムはさまざまな大学で研究され、その有効性がつぎつぎと明らかになっている。
▼サイトマップ▼