遺伝子が正常な働きをするためには、ミネラルが必要。
生命が誕生する以前、地球が冷え始めた頃の大気は、アンモニア、メタン、水の混合ガスだった。 これらを原料として、有機物を作り出してきたのが、岩石に含まれるミネラルの触媒作用であったといわれている。そして、つくられた有機物が進化を繰り返し、さまざまな生物を生み出す際にも、ミネラルは触媒の役目を果たしてきたのだ。
人体内で代謝を担っている酵素(二次タンパク)は金属酵素で、ミネラルを持っていることはこれまでの研究でわかっている。そして、二次タンパクをつくる酵素(一次タンパク)は遺伝子情報によってつくられるが、この酵素の中にもミネラルが含まれていることが、 最近のゲノムのタンパク解析の研究で明らかになってきた。 このことは、ミネラルがないと、 遺伝子は十分に働くことができないことを物語っている。
体内で起こるあらゆる現象は化学反応。 そこでもミネラルが活躍。
私たちの体の中で起こる現象は、すべて化学反応といえよう。 例えば「火事場のバカ力」 という現象があるが、このバカ力は、人間が危機を意識した時に何らかの化学反応が起こり、普段有り得ない力をつくりだすものだ。
ここで、 化学反応を可能にしているのが酵素だ。 酵素は一種の触媒で、特定の物質に作用して化学反応をスムーズに行えるようにする。肉眼で見ることのできない細胞の中で、数千と言われる化学反応が整然と素早く行えるのは酵素の働きがあるからこそ。そして、この酵素が働くためには絶対的にミネラルが必要となる。
人間は誰しも、好きな人に合う時は足取りが軽くなり、イヤな交渉に望む時は足が重くなるもの。 これも、心の働きが遺伝子に影響し、 遺伝子が酵素に働きかけ、化学反応が活発化、あるいは不活発化された結果といえる。
心の働きは、遺伝子にそれなりの化学反応の指令を出す。 つまり、心の働きは遺伝子のスイッチをオンにも、オフにもすることができるのだ。
人間として生まれてきたこと自体が、選ばれた存在。
有史以来、現在に至るまでの実に長い期間、すべての生物の設計図は遺伝子によって受け継がれてきた。遺伝子の変化により数千万種とも言われる生物が生まれ、 人間はその中の最高傑作として誕生している。 したがって、人間に生まれてきたということは、そのこと自体で、すでに選ばれた存在といえる。絶えず進化をし続ける地球の牽引者として、人間はその使命を与えられたのだ。
人間のもつ遺伝子に個人差はない。その99.5%は同じ遺伝子暗号を持っている。 アインシュタインも、ベートーベンも、私たちと同じ遺伝子を持っていた。このことは、人間は誰にでもあらゆる可能性を授かっているということにもなる。 できない人間はいない。眠ったままの97%の遺伝子を少しだけオンにすればいいのだ。
ミネラルとフルボ酸が一緒になると、長寿遺伝子をスイッチオンに!
いまサーチュインという長寿遺伝子が脚光を集めている。 細胞の死滅を防ぐことで人体の老化を遅らせ、 若さを保つ働きがあるからだ。
このサーチュイン、食事の量を7割程度に減らすことにより活性化することが実験により判明している。摂取カロリーが少ない状態が続くと、 細胞内にあるミトコンドリアというエネルギーを作り出す器官から、NADという物質が出る。 この物質が細胞の核に入ることによって長寿遺伝子が刺激され活性化するのだ。
しかし食事制限といっても、ミネラルが不足状態になると健康や美容に逆効果を与える。ミネラルとフルボ酸が一緒になると、あらゆる細胞を活性化させ、長寿遺伝子のスイッチをオンにする。 ミネラルもフルボ酸も、これからのエイジングケアには必需品といえよう。
▼サイトマップ▼