生活習慣病や老化の原因は、体内に残る老廃物や多くの有害物質


私たち人間は生命を維持するために食物を口から摂取し、さまざまな栄養分を全身にくまなく送り届けています。そしてこの食物は何種類もの物質から構成されており、咀嚼、分解、消化吸収の過程を経ていたる所で化学反応を起こし、その結果、必要な栄養分は吸収され、必要でない物質は老廃物として汗、尿、便などとして体外へ排出されます。例えば、呼吸によって酸素を吸収し、不要になった二酸化炭素は呼気として体外へ排出されます。

通常、心身ともに健康であれば、体内の化学反応は滞りなく行われ、吸収、排出のサイクルがスムーズに行われます。しかし、現代では生活環境が進化し、エアコンやシャワーなどの普及により汗をかくという生理現象が激減し、老廃物を体外に排出する機会が減っています。一方、水質汚染や大気汚染などにより外部環境の悪化は進み、食品に含まれる添加物や野菜の残留農薬など、さまざまな有害化学物質がどんどん体内に取り込まれるようになりました。

精神的なストレスも増える一方です。すると、これら有害物質を排斥しようと体内に大量の活性酸素が発生します。活性酸素は体内の毒物や細菌、ウイルスなどを分解するために一定量は必要ですが、過剰に増えると正常な細胞まで攻撃し血流や代謝を悪くしてしまいます。その結果、体は不要な酸化物をどんどん溜め込みやすくなり、便秘体質になったり免疫力が低下し、病気になりやすい体になってしまうのです。

これが体内の酸化、体が錆びるという現象です。つまり、老廃物や有害物質が体の浄化再生能力を上回ると、体の酸化が始まり、その進行した結果がガンや糖尿病、高脂血症などの生活習慣病であり、老化でもあるのです。ですから、老廃物や有害物質が体内に残らないようにすれば、生活習慣病は防げ、老化のスピードも弱めることができるのです。


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