例えば、1:1と1:3では、どちらが有利?
例えば何かスポーツの試合で、1人対1人と1人対3人で戦ったとしたら、どちらが勝つでしょうか? ひとり一人の力が同じなら、1人対3人で戦ったほうが勝利するに決まっています。 誰もがそう思うでしょう。病気と戦う免疫細胞も同じです。 そのパワーが3倍、4倍になれば、それだけ戦力が強くなり、 病気の原因となるウィルスや病原菌を打ち破る可能性も一段と高くなるのです。 いまアメリカなど世界の医学界で注目を集めているプラズマ療法は、 この原理に基いた病気対処法といえるでしょう。体内の活性エネルギーを高め、免疫細胞の中にある戦力を大幅に強化し、がん細胞や各種ウィルスなどに対する戦闘能力を高める。プラズマ療法とは、これまでの外的手段により直接がん細胞やウィルスなどを除去、攻撃するのではなく、人間誰もが持つ自然治癒力をいちだんと高めることにより、病気と闘うシステムなのです。安全性にすぐれ、副作用も心配することのない素晴らしい自然療法といえるでしょう。
「雷が落ちた田畑は、作物の育ちがいい」
この言葉は、昔から農家の人に伝えられている一種の格言です。この事実を、2016年に高校生が科学的に立証しました。 名古屋に本部を置くプラズマ・核融合学会が高校生を対象に実施した「科学とプラズマ」のシンポジウムで、 最優秀賞に選ばれたのが 「雷が鳴ると植物は成長する」という発表です。 この高校生は雷が放電現象であることから、放電を行った水道水とただの水道水で栽培した種を比較したところ、成長に明確な差があることを発見しました。 放電水で栽培したカイワレ大根の発芽率は1.7倍、 芽の伸びは2倍も良かったのです。 この違いを彼は、水に含まれる窒素の量に求めました。 そして放電水を分析すると、普通の水道水より放電水の方が窒素を1.5倍も多く含んでいたのです。 窒素はリン酸、カルシウムとともに肥料の三大要素で、雷が落ちると空気中の窒素が固定化され、 作物が利用しやすくなるという仕組みを実験で解き明かしたのです。

稲妻の語源も、豊作に関係。
雷が放つ光を 「稲妻」といいますが、その語源は、 「雷は稲をはらませる妻である」という言い伝えから命名されたとされています。 古くから雷は豊作の予兆だったのです。 ちなみに雷は神が鳴らす音だから、 かみなりといわれるようになったとか。さらに雷という漢字は田に雨が降るさまを具象化したもので、雷と稲との関係を古くから言い表しています。
プラズマとは、第4の物質!!
この雷は一種のプラズマ現象なのです。 最近ではプラズマという言葉も一般的になってきましたが、 その実体は、まだほとんどの人に知られていません。じつは、家庭や会社の蛍光灯や夜の街を彩るネオンサインもプラズマ発光を利用したものです。 他にも冬の北欧の大空に怪しく輝くオーロラや太陽そのものもプラズマなのです。 プラズマの持つ光や熱などの多彩な働きは、いま各産業界においてモテモテで、今後の利用範囲も無限大とされています。 では、プラズマとは一体何なのでしょうか。冷蔵庫の氷で説明してみましょう。 まず氷は固体です。 これに熱を加えて温めて行くと溶けて水になります。 液体です。 さらに熱を加えると蒸発して水蒸気になります。 気体です。 ここまでは誰でも知っていると思います。問題はこの先です。 この気体にさらに熱を加えると、気体の分子が分解して原子になり、さらに熱を加えると原子を構成しているプラスの陽子とマイナスの電子がバラバラになります。 この状態が一般的にプラズマと呼ばれるものなのです。科学界では固体、液体、気体に続く第四の物質と呼ばれています。
魔法の物質と呼ばれ、無限の可能性を!
プラズマは自然界や私たちの生活空間にも満ちあふれています。 太陽や宇宙空間もそのほとんどはプラズマで構成されており、 私たちの生活空間においても、 自動車プラグの点火や電車のパンタグラフの火花などもプラズマの放電によるものです。プラズマの利用範囲は広く、その性質から光利用、 熱利用、 電気利用、力学利用、 化学反応利用、核反応利用など多岐に渡り、環境や医療、エネルギーなどほとんどの分野で限りない可能性を秘めています。 その汎用性の広さから、 魔法の物質とさえ呼ばれているのです。
プラズマがいま医療界で熱い視線を!
プラズマに関する研究は、いま医療界においても大学や研究機関において盛んに進められています。 名古屋大学プラズマナノ工学研究センターの堀勝教授と医学部附属病院先端医療・臨床研究支援センターの水野正明教授らは、 卵巣がんに直接プラズマを照射することにより、がん細胞が死滅したことを発表しました。 またプラズマ照射が困難な部位や抗癌剤に抵抗を示すがんに対し、 プラズマを照射した培養液を投与したところ、がん細胞だけが24時間以内にアポトーシス(細胞の計画的な自殺)し、正常細胞にはまったく異常がなかったことを確認しています。このことからプラズマのがん治療に対する期待感が一気に高まり、実際の臨床の現場においても次々と好結果が発表されています。一方、世界からも傷にプラズマを当てると治ってしまう、潰瘍にプラズマを照射すると潰瘍が姿を消すなど、数多くの症例が集まってきています。現在ではいろいろなプラズマ機器が開発され、 脳腫瘍、 乳がん、胃がん、子宮がんなどについても研究が本格化しています。
農業や水産業の分野でもプラズマに期待!
東北大学工学部情報知能システム総合学科の金子俊郎教授は、金魚をつかって面白い実験を行いました。 プラズマを打ち込んだ水の中で育てた金魚と、普通の水で育てた金魚を比べたのです。その結果、プラスマを打ち込んだ水で育てた金魚のほうが、一段と大きく、しかも早く成長したことが確認されています。 別の研究グループでは、キノコの栽培でプラズマを照射した原木と普通の原木とで比べた結果、 プラズマ照射の原木の方が収穫量が多かったという研究結果も報告されています。 さらに、 トマトやイチゴなどでも驚くほどの好結果を出しており、今後の農業の救世主として大きな期待を集めているのです。他にも、人体に安全な無農薬野菜も可能にしています。 プラズマは生物の成長を促進させる性格を持っているため、水産業の分野でも現在ニジマス、チョウザメなど魚の養殖にも利用されています。
人間活動の根源は、細胞内のミトコンドリアに。
私たちの生命活動の原点となるエネルギーは、 何処で、どうして作られるのでしょうか? もちろん大元は食べ物です。 食事から得た炭水化物やタンパク質は、栄養素として消化吸収される他、 呼吸から得た酸素により酸化され水素にも変化します。 この水素が他の酸素とともに細胞内のミトコンドリアという小器官に向かい、ミトコンドリアの中にあるATP合成酵素に入ります。 ATPとはアデノシン三リン酸のことで、エネルギー通貨とも呼ばれる高エネルギー化合物で、人間の活動エネルギーの源となるものです。ひとつの水素がATP合成酵素に入ると、そこでモーターが三つ回り三つのマイナス電子が発生します。 このときにエネルギーが作り出されるのです。つまり、マイナス電子の活動がエネルギーの発生源で、 その作業をする場所が細胞内のミトコンドリアなのです。だからミトコンドリアは、 医学界で体内における発電所と言われているのです。

ミトコンドリアが元気なら、若々しく健康に!
近年の研究は、ミトコンドリアが私たちの健康や老化と密接な関係があることを明らかにしています。 人間は老化とともに細胞の数が減ってきます。すると当然ミトコンドリアの数も細胞数に比例して減少します。 それに、生活習慣が乱れるとミトコンドリアの質も劣化してしまいます。これも老化のスピードに大きな影響を与える原因です。 ミトコンドリアの数の減少や劣化は、即エネルギーの生産減につながってしまいます。 エネルギーは、基本的に呼吸や体温調整など生命維持に必要な基本部分に優先使用されるので、老化防止や遺伝子修復などは後回しになってしまうのです。だからエネルギー不足が生じると、老化やがんなどの病気につながってしまうのです。逆に、 ミトコンドリア内のATPの生産量を増やすことができれば、私たちはいつまでも若々しく、美しく、健康でいられるのです。
プラズマ療法とは、どんな療法?
人間活動のエネルギーは、細胞内のミトコンドリア内でマイナス電子が発生し、そのマイナス電子の活動がエネルギーを作ると前ページで説明しました。 つまり、ミトコンドリア内でマイナス電子の発生量が多ければ多いほど、身体活動が活性化し、若さとか健康がつくられるのです。 プラズマ療法とは、この部分に注目し、 専用に開発された機器を用い、体外から直接ミトコンドリアにマイナス電子を送り込む療法です。痛みも痒みも何も感じず、 本人は30分から1時間、 ただじっとしているだけ。それだけでマイナス電子が体内に打ち込まれるのです。

健康に重要な一酸化窒素も増量!
一酸化窒素は人間の健康に重要な役目を果たし、 特に心臓と血管の健康には欠かすことができません。 一酸化窒素は血管の筋肉を柔らかくして広げ、血流をスムーズにします。 そして、血管内のコレステロールや血栓の発生を防ぎ、 高血圧や高血糖、心臓病などのリスクを少なくしてくれます。 この一酸化窒素は通常でも血管内皮細胞から微量ではありますが作り出されていますが、マッサージなど外部からの刺激を受けると細胞内のカルシウム濃度が一瞬上がり、 一酸化窒素合成酵素が活性化し、血管内皮細胞からさらに多くの一酸化窒素が放出されます。 この一酸化窒素が全身の毛細血管を広げ血流を良くするのです。だからマッサージの後は全身が爽快になり、疲労感も減少、喪失するのです。 プラズマ療法は、この性質を利用しています。 体外からプラズマのマイナス電子を毎秒3,000回打ち込みます。 これにより、血管内皮細胞からより多くの一酸化窒素が放出され、エネルギー産出量も約三倍に増加するのです。
病気の約9割は活性酸素が原因!
人間は呼吸することにより空気中から酸素を取り入れています。そして各細胞は、その酸素を使って栄養素を分解し、活動するためのエネル
ギーを作り出しているのです。 ところがその過程で、吸った酸素の2~3%が体内で電子のかけた悪い酸素になってしまいます。これがフリーラジカルと呼ばれる活性酸素です。 でも、活性酸素のすべてが悪い訳ではありません。体にとって必要な場合もあるのです。体内にウィルスなどが侵入した場合、生体防御の第一線で働く白血球は活性酸素を産出して戦います。 また、リンパ球の強力部隊であるナチュラルキラー細胞も、がん細胞と戦う場合など活性酸素を利用しています。 ただ問題は、その量です。 活性酸素の量が必要以上に増えると正常な細胞を酸化させ、さまざまな弊害を生み病気へとつながって行くのです。体内には最低限の活性酸素は必要なのですが、 それを超えた活性酸素は弊害あるのみなのです。 近年の医学では、病気の約9割は活性酸素に原因があるとしています。
老化も活性酸素による血管の衰えが原因。
老化とは嫌な言葉ですが、 一年一年年齢を重ねるという意味ではありません。血管が劣化し、さまざまな病気の原因になるということです。水道管にしてもガス管にしても劣化から来る事故は大事故につながってしまいます。 この血管の劣化にも活性酸素は大きく関係しているのです。活性酸素は血管を酸化し、硬くしてしまいます。しかも活性酸素により酸化されたコレステロールや中性脂肪が血管にこびりつき、血液の流れる管を狭くしてしまうのです。そこに血の塊 (血栓) が詰まれば心筋梗塞や脳梗塞、狭心症などの緊急事態を引き起こしてしまうし、血管が破れれば脳溢血など命をも危うくする事態になってしまいます。 だから活性酸素は怖いのです。
活性酸素を発生させないプラズマ療法!
ブラズマ療法は、体外から細胞内にあるミトコンドリアのATPエネルギー生産回路に直接マイナス電子を送り込む療法です。したがってブラズマ療法は、酸素を利用した栄養素の分解過程がありません。そのため、活性酸素を発生させないで、生命活動に必要なエネルギーを産出することができるのです。ブラズマ療法は活性酸素を発生させることなく、生物の成長を促し、生命の誕生や細胞の育成、新細胞の創出、老廃細胞の活性再利用を高めるなどの役割を果たすのです。また、生体活動により発生するマイナス電子は、さまざまなストレスにより破壊されやすいという弱点を持っています。マイナス電子が減少すると血液の粘度が高くなり、栄養素を体の隅々に運んだり、老廃物を体外に排出する機能も失われてきます。したがって健康を維持するためには、常に体内にマイナス電子を取り込んでおく必要があるのです。さらに細胞の数は年齢とともに減少し、70歳になると幼児期の約三分の一にまで減ってしまいます。そのためATPの生産量が減り、免疫力が弱くなり、細胞の劣化が進みます。 その結果、老化や病気につながってしまうのです。だからこそ、老化や病気を防ぐために、マイナス電子をいつも体内に豊富に取り込んでおくことが必要なのです。
がんや難病などに高まる期待!
このプラズマは、いま医療界をはじめさまざまな業界から注目を集めています。 近年、名古屋大学や東北大学など全国の大学や専門研究機関による臨床実験などの結果が次々と発表され、その有用性が各分野で確認されています。 その特長のひとつである生物成長作用はすでに実験段階から実用段階へ移り、農業や魚業の世界では驚くべき効果をあげています。 また、医療界においても、がんをはじめとした生活習慣病や各種難病対策にも大きな期待が寄せられ、各機関による臨床現場においても今後の期待を大いに満足させる結果を残しています。 プラズマ療法は、 これからの時代に期待される、痛みや苦しみがなく何の副作用も生じない夢の自然療法なのです。
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