プラズマ療法(中級編)


プラズマが医療を変える!

レーザーメス、プラズマエステなど医療界でもプラズマは大人気。

いま医療界でもプラズマはさまざまな形で用いられている。かつては殺人光線とも言われたレーザー光線も、プラズマからの光やプラズマを媒体としてのレーザー光が手術の現場で活躍。現在は、「神の指先、光のメス」として多くの人の命を救ってきた。
プラズマにより生成された炭酸ガスレーザーは、組織の切開や凝固止血、炭化、気化蒸散などに用いられ、がんや腫瘍の治療に当たって、もはやなくてなならない存在となっている。この炭酸ガスレーザーは電気メスに比べ出血量が少なく、局所の職細な手術が可能という利点があるからだ。
また、レーザーを当てた患部は1,000℃から1,500℃になるが、 気化蒸散により腫瘍などを消滅させる。このことにより、 痔やいほほくろの治療などにも用いられている。
また最近では、有名電子機器メーカーのシャープがプラズマ育毛技術を開発して、マスコミを賑わせた。全国800万人を超える薄毛男性の希望の星として、いま注目を集めている。その内容は、プラズマクラスターイオンが発生するドライヤーを毎日20分照射すると、頭皮のバリア機能が向上し、自然放置場所に比べ増毛本数が三ヶ月間で約2.5倍となる実証実験だ。この数字は統計学的に有意な増加であることとして確認されている。

名古屋大学でも、プラズマによるがん治療の効果を発表。

2013年、名古屋大学プラズマナノ工学研究センターの堀勝教授と、医学部附属病院先端医療・臨床研究支援センターの水野正明教授らは、卵巣がんに直接プラズマを照射すると、がん細胞が死滅したことを発表した。さらに、プラズマ照射が困難な部位や抗癌剤に抵抗を示すがん(再発卵巣がんなど)に対し、プラズマを照射した培養液を投与したところ、すべてのがん細胞だけが24時間ないにアポートシス (細胞の計画的な自殺)し、正常細胞にはまったく異常なないことも確認している。 この研究成果は、平成25年12月18日付 (米国東部時間)の科学雑PLOSONEに掲載された。
さらに、プラズマには生物の成長を促進させる働きがあることにヒントを得て、プラズマを直接身体に照射することで傷を治す研究が世界的に行われている。現在では空気中でプラズマを作る技術が開発され、人体に直接プラズマを照射することができるため、その汎用性は飛躍的な広がりを見せている。重度の火傷がこれまでより遥かに早く治る症例も専門家により報告されている。
また世界中で盛んに行われているのが、 プラズマを使った血液の凝固だ。これまでの一般的な手術では、熱で火傷を負わせ瘡蓋をつくることで血液を固めていた。しかしこの場合は瘡蓋から癒着という後遺症が残る場合があった。しかしプラズマで固めると、血液が自ら固まろうとし後遺症が非常に少ないことが判明している。
このようにプラズマは、医療面においても新しい可能性を大いに秘めており、医療従事者からも息者側からも、今後の研究が大いに期待されていると言えよう。

東北大学では、金魚を使った実験でプラズマの効果を確認。

東北大学工学部情報知能システム総合学科の金子俊郎教授は、金魚を使って面白い実験を行った。
プラズマを打ち込んだ水の中で育てた金魚と、普通の水で育てた金魚を比較したのだ。 その結果、 プラズマを打ち込んだ水で育てた金魚のほうが、大きく早く成長したことが確認されている。
また別の研究グループからは、キノコにプラズマを照射し、プラズマを当てない原木と比べて、キノコがたくさん生えたという研究結果も報告されている。プラズマは生物の成長を促進させる性質を持つ所から、現在、ニジマスなど魚の養殖にも応用されている。
さらに農業への応用も盛んに研究されており、野菜などに発生する病気や害虫をプラズマで駆除しようとするもので、人体に安全な無農薬野菜を可能にしている。

若さと健康の秘訣は、細胞内のミトコンドリア。

人間の体はマイナス電子の働きによりエネルギーが産出される。

私たちの生命活動の原点となるエネルギーは、どこでどうやって作られるのだろうか。もちろん、大元は食べ物だ。炭水化物やタンパク質が体内に入ると、まず呼吸から取り入れた酸素を使って酸化し、水素を取り出す。
そして、取り出された水素は酸素と一緒に細胞内のミトコンドリアに向かう。 ミトコンドリアとは細胞内にある小さな器官で、水素はミトコンドリアのマトリクスにあるATP合成酵素に入る。 ATPとはアデノシン三リン酸のことで、エネルギー通貨とも呼ばれ高エネルギー化合物で、人間の活動エネルギーの源となるものだ。
ひとつの水素がATP合成酵素に入ると、 そこでモーターが三つ回り、三つのマイナス電子が発生する。この時にエネルギーが作り出される。 つまり、マイナス電子の活動がエネルギーを作るのだ。 ここがもっとも大切なポイントになる。 ミトコンドリアは、いわば体内における発電所みたいな存在とも言えよう。通常、ミトコンドリアは細胞全体の10~20%を占め、細胞によって100~3,000個のミトコンドリアが含まれている。 そのひとつ一つが、さまざまな役割を果たしている。 なかでも重要な役割のひとつがエネルギーの産出なのだ。 ここでマイナス電子が重要な役目を担っている。
ただ問題は、酸素も使うため活性酸素を発生させてしまうことだ。活性酸素は細胞のDNAを傷つけ、これが原因で老化を促進させる。一般的に細胞の数は年齢とともに減少し、70歳では赤ちゃんの時と比べると約三分の一になってしまう。そのためATPの生産量も減り、免疫力が落ち、 老化が進む、病気にもかかりやすくなるのだ。 酸素を使って作業をする以上、活性酸素の発生はやむを得ない。 しかし、この活性酸素は人間活動における排気ガスみたいなもので、量が多すぎると体調を崩す原因になる。
ジョギング経験者は誰でも分かるだろうが、 同じ距離を走っても、最初は息切れがしてハアハアと苦しかったのが、走り慣れるに従って苦しさを感じなくなってくる。 これは、 運動によってミトコンドリアが増え、呼吸で取り込む酸素の量が同じでも、その酸素を効率的に使えるようになるからだ。
あのハアハアは、エネルギーを生み出すのに必要な酸素を無駄にしているための現象で、走り込むことによって、体内のミトコンドリアが増えてくると、エネルギー代謝がよくなり、酸素を有効に使えるようになり、息を切らさずに走れるようになるのだ。
質のいいミトコンドリアを増やすことは、健康にも老化防止にもとてもいいのだ。

細胞内のミトコンドリアが、健康や老化と深く関連している。

そして近年の研究で、ミトコンドリアは私たちの健康や老化と非常に深い関連があることがわかってきた。 実際、年を重ねると細胞の数が減るのだから、当然ミトコンドリアの量自体も減少してくる。 さらに、ミトコンドリアには活発なミトコンドリアと劣勢なミトコンドリアがあり、生活習慣の乱れが続いたりすると、劣勢なミトコンドリアが増えてしまう。それも老化のスピードに大きな影響を与える。
また、ミトコンドリアの数が減少したり、質が低下するとエネルギー不足を生じてしまう。エネルギーは基本的に呼吸や体温調整など生存に必要な部分に優先的に使われるので、 老化防止や遺伝子の修復作業など第二次的な部分はどうしても後回しになってしまうのだ。だから、エネルギー不足が生じると、若さを保つシステムにまでエネルギーが回らず機能しなくなる。 そうして、 老化やがんなどの病気につながっていくのだ。
逆に言うと、ミトコンドリア内のATPの生産量を増やすことができれば、私たちはいつまでも若々しく美しく、健康でいられることになる。 もちろん病気にもかかり難くなることは言うまでもない。 最近の研究では、認知症もミトコンドリアの生み出すエネルギー不足が原因のひとつであることがわかってきた。

プラズマは、老化の原因を作らず、生命活動エネルギーを産生する。

体外から直接体内に、マイナス電子を送り込む「プラズマ療法」。

プラズマ療法の原理は、体外から細胞内にあるミトコンドリアのATPエネルギー生産回路に、直接マイナス電子を送り込むことだ。
前にも述べたが、 私たちは呼吸で取り込んだ酸素を利用して食物摂取した栄養素を分解。 食物から取り出した水素を利用して細胞内のミトコンドリアに存在するATP合成酵素でマイナス電子を発生させてエネルギーを生産し、各組織に供給している。だが、このマイナス電子はさまざまなストレスで破壊されてしまうマイナス電子が減少すると、血液の粘度が高くなり、栄養を運んだり毒素を体外に排出し難くなってしまうのだ。だから、体内には常にマイナス電子を取り込んでおく必要がある。 ただ、 この一連の流れの中で活性酸素の発生を抑えること
は不可能で、この活性酸素こそが老化や病気の原因になることは誰もが知っているだろう。
プラズマ療法が優れているところは、酸素を利用した栄養素の分解過程がないため、活性酸素を発生させないで生命活動に必要なエネルギーを産出することだ。したがって、プラズマ療法は老化の原因を作らず若さを保ち、がんやさまざまな病気も発生させず、生命力を高めることができる画期的な療法と言えよう。

人間の生命の始動は電子の振動から始まる。

人間の生命は卵子が精子を受精した瞬間から始まる。私たちの生命すべてにマイナス電子が関わっているが、受精の瞬間にも一瞬ホワンと紫に光って電子の振動が始まる。そして、この振動は死を迎えるまで続く。この受精の際のホワンとした紫の光が、眼に見える発光プラズマで、電子の振動がプラズマ振動と呼ばれる。そしてこのプラズマ振動が止まった時、人間は死を迎える。 人間工学で言う生きた証とは、プラズマ振動が続いている状態のことだ。この振動がなければ、人間はただの物体としか呼ばれない。
それでは細胞のどこが振動しているのだろうか。
それは、細胞膜のいちばん内側にある原形質膜、英語でプラズマメンブレンと呼ばれる部分が振動しているのだ。 プラズマとは、ある空間にプラス電荷とマイナス電荷が均一に存在し、 中性を保っている状態を言う。実際にプラズマメンブレンは、内側に酸素イオンがマイナスに帯電して並び、外側には窒素イオンがプラスに帯電して並んでいる。そして電子が内側と外側を行き来し振動してるのだ。
そして、この振動数は地球の振動数の倍数になっている。 実は、地球も同じように振動しているのだ。地球の内部には核があり、 その回りはさまざまな層に囲まれている。 物質と物質がぶつかるとマイナス電子が発生するので、常に動いている液状のマントルからは多量の電子が発生している。 地球内部の電子は膨大な量であるため、地球の周りには地磁気ができて地球自体が振動していることになる。つまり、地球の振動と人間の細胞の振動は深い関連性を持っている。
プラズマ療法は地球の摂理に従い、地球の振動の倍数でATP合成酵素に直にマイナス電子を打ち込む。だから活性酸素を発生させずに生命活動のエネルギーを産出することができるのだ。 このようにプラズマ療法はマイナス電子の働きが中心にあり、このマイナス電子は太陽の日常活動とも大きく関連している。
地球に生命を与え育て育んできた太陽エネルギーが、 実は人間活動の体内エネルギーと深く関連している。このプラズマ療法は、安全性と効果の関係から、近い将来、医学界の奇跡として脚光を浴びる可能性を秘めているだろう。

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